大題目岩

題目岩

 和気駅を降りてすぐ、和気町のシンボル和気富士に大きく刻まれた「南無妙法蓮華経」。これが大題目岩である。
 大題目岩は、天然の高さ約18メートルの岩に法華経の題目が刻まれている。大正3年着工、翌大正4年に完成。施主は、当時大阪市住民の田中佐平次である。縁があって和気富士に削ることを計画し、地元有志が創設委員となり、顕本法華宗の豊昌山本成寺住職原田日勇師が揮ごうした。
 題目石とは、法華経の題目を刻んだ石塔のことであり、備前地方を中心に備中東南部、美作南部などに多く見られるが、大題目岩の大きさは全国的にも珍しく、他に類を見ない。また、当時の人々の考え方を象徴するもののとして、地域の近代遺産でもある。
 (平成28年9月28日指定)

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