彫 刻

県指定重要文化財

木造阿弥陀如来坐像

安養寺(和気町泉)の本尊。総高139.9cm、髪際121.1cm、肩張72.2cm、膝張118.2cm、膝高22.5cm。檜材の寄木造で、肉身部、衣部に漆箔を施す。
右足を上に結跏趺坐して腹前で弥陀定印を組み、上半身に大衣、下半身に裙をまとう。小さめに表現された目や口、やや硬めに膨らんだ頬を面相の特徴として持つ。加えて、像の奥行き、衣文の刻み方などから、本像は平安時代の特徴を受け継いだ鎌倉時代の作と考えられる。
(昭和47年12月9日県指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町泉
所有者 安養寺

木造毘沙門天立像

(平成16年3月12日県指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町泉
所有者 安養寺
                            

不動明王立像

像高99.1cm、檜材の寄木造。岩座上に立ち、頭髪は巻毛で頭頂には七莎髻を結び、右目を開いて左目はすがめる。口から牙が上下から出て右下の牙は上唇、左上の牙で下唇をそれぞれ噛む。上半身に条帛を着け、腰に切金で文様を施した裙、腰布を重ねて巻く。
制作年代は平安時代末期にあたる12世紀前半と見られる。
(平成28年2月5日県指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町泉
所有者 安養寺

町指定重要文化財

願成寺十一面観音坐像

橋本与三兵衛が室町時代に築城した茶臼山城の祈祷所として建てられた蓑坂山願成寺の本尊で、室町時代初期(南北朝時代)の作と思われる。檜の一木造で総高23.5cm、彩色を施す。素地に天衣は白緑、裳は朱、頭髪は黒の顔料で直接彩色する。
願成寺は現在、住僧を持たず堂のみがのこっており、1年に一度春祭りの際に開帳を行っている。
(平成元年5月26日町指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町奥塩田
所有者 奥塩田区

阿弥陀如来坐像

元恩寺は、奈良時代に報恩大師が建立あるいは中興したと伝えられる寺々の結集、備前四十八ヶ寺の一つに数えられる。
(昭和32年1月23日町指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町原
所有者 元恩寺

千手十一面観音立像

像高168.1cm、腰奥27.5cm、裾張38.3cm、脇手取り付け部張57.3cmで、十一面四十二臂のカヤ一木造の像である。脇手は檜材で身体部に接いでいる。奈良時代、備前地方で報恩大師が開基、復興した伝承をもつ備前四十八ヶ寺の一つ、元恩寺(天台宗派)の本尊であり、秘仏である。平安時代中期(10世紀半ば)の作と考えられている。
裙の衣文の彫りが鋭く、複雑な布の重なりを的確に表現している。顔は彫り直しが認められるが人中(にんちゅう/上唇上のくぼみ)に制作当初の名残が見られる。康保2(966)年、書写山(兵庫県姫路市)の信源が現在地に遷したとの寺伝がのこっている。
(平成11年7月13日町指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町原
所有者 元恩寺

釈迦如来立像

像高98.5cm、施無畏与願印(右手を曲げ肩前で掌を前にし、左手を垂下する/「畏れなくともよい」という意を表す)を結んだ像である。檜の寄木造あるいは一木割剥造と見られ、身体に漆箔を施す。
衣文は鋭く、衣の流れをとらえた様子は形式化が認められず、丁寧な表現である。
平安時代末期(12世紀前半)の作と考えられる。
(平成15年3月31日町指定文化財)

文化財・史跡概要 分類 彫刻
所在地 和気町泉
所有者 安養寺